フィジーク・アリオネが8,000円というのは実は悪くないチョイス。 | 海外通販100%利用ガイド: 自転車パーツが安い!

Fizikのアリオネ、ただひとつの欠点を除けばとても良いサドル

今回の記事はちょっと個人的な趣向が入っているので、人によっては違うと感じるかもしれない。でも、このことを書く人はそういないと思うので、あえて記事化してみる。

フィジークのアリオネというサドル、かなり以前からロードバイクの定番になっているサドルだ。プロのレースでも愛用している選手が多い有名なサドルでもある。

実際、個人的にも愛用していて、私の持つキャノンデールのバイクにはコレが装着されている。かなりの長距離を乗ったとしても、自分のお尻にはあまり違和感はなく、相当に快適なサドルと感じている。

だが、しかし! このサドル、最初から快適だった訳ではないのだ。

写真を見ていただくとわかるように、中央にスリットや穴などないタイプなので、股間の血流維持のことはあまり考えていない設計になっているのもこのサドルの特徴だ。

そう、世の中のサドルの多くに見られるような、中央部の血流を確保するための溝(もしくは穴)がないので、最初にこのサドルを使ったときにはそのあたりの問題が出るケースが多いらしいのだ。(Arioneにも溝ありタイプも実はある。ノーマルタイプにはないけれど)

私の場合もそうだった。

端的に言うと、長時間ライディングしていると、男性の大切な部位、つまりは“男性自身”と呼ばれる場所への血流が足りなくなり、男性自身の“無感覚”症状が起きてしまうのだ。

これは大変だ!お◯◯ちんに感覚がない!ヤバイかも…。みたいなことになってしまう。

という訳で穴空きサドルを買い求めしばらくそれを使っていた。そうすれば、その“無感覚症候群”は起きない。あぁ、安心だ…と。

ところが、人間のカラダというのは、大変に適応力が優れていて、ロードバイクに乗るという経験を半年か1年程続けていると、身体が変化を起こしてくる。その“無感覚症状”が起きてからしばらして、FizikのArioneサドルをもう一度試してみると……な、な、なんとそんな問題が起きない身体になっていたのだ!

驚くべき適応力! 私の身体は、おそらく想像するに、股の中心部の毛細血管が圧力のかかる部分を迂回し、長時間ライドで血流が多少阻害される状況になっても必要な血流が別のルートで確保され、男性自信への血液の流れが充分に確保される!という素晴らしい身体へと変化を遂げていたのだ!

コレはまさに驚くべきこと。となると、このサドルのメリットのみが生きてくる。もう股間の血流の問題は起きない身体になっているので、このサドルのメリットしか感じない状態になるのだ。

この状態の身体を手に入れさえすれば、このサドルはまさに最強だ。何時間乗っても、男性自身は普通の状態のままで何の問題もない。しかも適度に柔らかいアリオネサドルは快適そのもの。ツールドフランスのごとく200キロほど走ったところで、お尻には何のダメージもない!という状況になるのだ。(ゴメン、200kmは走ったことはないが、かなりの長距離走行でも快適なのは確かな事実。)

というワケで、身体さえ準備ができれば、(個人的には)最強と思えるフィジーク・アリオネ・サドルの紹介となる。

そう、このサドルのたったひとつの欠点は実は価格なのだ!

高い、高い、高すぎる。

が、しかし、たとえば、この記事で取り上げているアリオネサドルのように、およそ8,000円くらいだったらどうだろうか? これくらいの価格なら、充分に安い。かなり安い。身体さえできてれば…の最強サドル。来年の勝負サドルにいかが?

フィジーク・アリオネサドル
こちらはご存知FizikのArioneサドル、K:ium Saddle、いわゆるノーマルタイプ ¥8,000 【Chain Reaction Cycles】
実はバリエーションの多いこのサドルだが、前述したようにカラダさえできれば、コレがおそらくは最も快適なタイプとなるか。重さも200グラム台前半なので、軽量化という面でもそれほどデメリットはない。このサドルを気にったら一生ものかも。

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