Cubeの「Attain GTC Pro ディスク」を肴に最新ロードバイクのありがたみを分析してみる。 | 海外通販100%利用ガイド: 自転車パーツが安い!

いつの間に結構変わってきている“デフォルト設定”、昨今のロードバイク事情

キューブ・アテイン・GTC Pro ディスクブレーキ装備
こちらはCubeというメーカーのAttain GTC Pro ディスクというモデル ¥157,462 【Chain Reaction Cycles】

いつもとはちょっと違うこの企画、今回は最新ロードバイクの“ご利益”を分析するという、ま、斬新な試みだ。ひとくちにロードバイクと言っても、実はここ5~6年で中身は結構変わってきている。フレームの材質とかだけでなく、コンポの中身とか、タイヤサイズとか、あるいはブレーキの形式とか、かなりの部分が変わっている。
そのひとつの良い例として、このCube Attain GTC Pro Discというバイクを取り上げてみる。
Cube(キューブ)というドイツのブランド、ようやく日本での正規代理店ができて、まさにこれから!といった感じと思われるが(正規代理店は塩野自転車株式会社)、このAttain GTC ディスクはCRCで15万円代という結構お得な“英国通販価格”での登場だ(日本での正規価格は25万円超!)。
まず、最大の特長は油圧式ディスクブレーキか。MTBではディスクブレーキというのは決してレアなものではないが、ロードにディスクというのは結構最近の傾向だ。私自身は機械式ディスクの経験はあるが、油圧式は試したことがないので参考程度にして欲しいが、ディスクはキャリパー式に比べて制動力が高いのはまず間違いないので、そういった意味では、かつてのティアグラ以下のグレードのブレーキ等よりは数段安心して乗れることは間違いないだろう。もっともMTBの太いタイヤよりは相当に細いロード用のタイヤで強力な制動力をどこまで受け止められるか、というのは別の課題かもしれないが…。
また、かつてのロードバイクとの最大の違いはギア比かもしれない。大昔は別として、ほんの5~6年くらい前までは平均してロードバイク用のギア比は全体に重めで、フロントがコンパクトクランクだったとしても(50T-34T)、リアは12-25Tなんていうセッティングはそれほど珍しいものではなかったが、コイツのリア・スプロケットのギアは11-32Tという結構ワイドなもの。最も10速でなく11速ギアだから(コレのコンポは5800系のシマノ105)、多少中間のギアは増えてはいるものの、傾向としては軽いギアは相当軽く、かつ多少ワイドな設定となっている。
つまり対応シチュエーションが広がってきていて、十数パーセントを超えるような結構な激坂でもオッケーだし、フランスのアルプスの下りのような長い下り坂でも11Tを利用して、高速走行が可能、みたいなセッティングになっているということか。多くのサイクリストにとってはきっと歓迎すべきギア比なのだろう。(あ、私はフロントはレーシングクランク(53-39T)にしているので、実は結構ギアは重めだ。トレーニングという意味合いではコレはコレで悪くないが、ま、激坂で有名な和田峠はあまり登りたくないな…、実は。)
フレームはもちろんカーボン製。ディスクということもあるし、ケーブルがフレームの内側を通っているおかげで、スタイル的にはすっきりしていて格好良い。ビジュアル重視の人にはこれはもちろん大歓迎だろうが、メンテナンス性を考えると、実は私はケーブルはフレームの外にある方が好きだ。DIY的な観点から言うと、ケーブルはやっぱり外が良いのだ(個人的見解ね)。
そしてもうひとつ変化してきているのがタイヤの太さ。ひと昔前はロードバイクのタイヤは700x23C(またはそれ以上に細いのもある)と相場は決まっていたように思うのだが、最近は標準で700x25C、場合によっては28Cなんて太さを履かせることもあるよう。またホイールのリム幅も広くなってきているので、タイヤの接地面積も増えて、かつ段差の乗り越えもラクになって来ているよう。にもかかわらず走行抵抗はむしろ減っている(メーカー談)とのことなので、太いタイヤを履くのに何の躊躇もいらない、ということか。このあたりは、個人的にも色々と検証してみたい。
いずれにせよ、こういった新しい基準で組み上げられた自転車は大変興味深い。そんな最新バイクが15万円台で買えるなら、それはもしかしたらとっても良い“新体験”を連れてくるかもしれない…。うーむ、試してみようか。

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